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コラム

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菩提寺とのトラブルを避けるお墓じまいの進め方
離檀料・閉眼供養のマナー【新潟】

お墓じまいで菩提寺とのトラブルが増えている

 増加するお墓じまいと菩提寺問題

 少子化・核家族化・人口移動を背景に、全国的にお墓じまいの件数が増えています。それに伴い、「菩提寺との関係をどう整理するか」に悩む方も増えています。

 菩提寺とは、先祖代々の供養をお願いしてきた寺院のことです。一般的に、菩提寺の墓地にお墓がある場合は、お墓じまいの際に菩提寺へ相談・了承を得る必要があります。事前の相談なく進めると、閉眼供養を断られたり、高額な離檀料を請求されたりとトラブルになるケースがあります。

 新潟県・見附市での状況

 新潟県でも、地方から都市部への転出や後継者不在を理由としたお墓じまいが増えています。菩提寺との関係が希薄になっているケースや、そもそも菩提寺が遠方にあって連絡が取りにくいケースも見受けられます。トラブルを避けるためには、正しい手順とマナーを把握しておくことが重要です。

 

トラブルの主な原因3つ

 原因① 事前相談なく手続きを進めた

 お墓じまいを菩提寺に相談せずに、改葬許可証の申請や石材店への依頼を進めてしまうケースです。菩提寺は「突然決められた」と感じ、関係が悪化しやすくなります。閉眼供養を断られると、その後の手続きが滞る可能性もあります。

 原因② 離檀料をめぐる認識のずれ

 「離檀料を払わなければならないのか」「いくらが適切なのか」という認識のずれからトラブルになるケースがあります。離檀料に法的な根拠はなく、金額の決まりもありませんが、長年の感謝を伝えるお布施として対応することで、円満に進められるケースがほとんどです。

 原因③ 感謝の気持ちを伝えずに進めた

 先祖代々の供養をお願いしてきた菩提寺への感謝を伝えずに、事務的に手続きだけを進めようとすると、住職との関係が悪化しやすくなります。「お世話になりました」という気持ちを丁寧に伝えることが、円満なお墓じまいの大前提です。

 

菩提寺への相談の進め方とマナー

相談のタイミング

 改葬先を決める前か、決めた直後の早い段階で菩提寺に相談するのが理想です。石材店への依頼や役所への改葬許可証申請よりも先に、必ず菩提寺への相談を済ませましょう。

 相談の方法

 可能であれば直接お寺を訪問し、住職と対面で相談するのが最も丁寧です。突然の訪問は避け、事前に電話でアポイントを取ってから伺いましょう。電話やメールだけで済ませようとすると、住職が不快に感じる場合もあります。

 伝えるべき内容

 お墓じまいを検討するに至った理由(後継者不在・遠方への転居・管理困難など)を正直に説明しましょう。「先祖代々お世話になったことへの感謝」を丁寧に伝えた上で、今後の希望(改葬先・閉眼供養の依頼)を相談します。住職の意向を聞きながら、丁寧に進めることが重要です。

 菩提寺が反対した場合

 「お墓じまいをしないでほしい」と言われた場合でも、法律上は改葬する権利があります。ただし、感情的に対立せず、理由を丁寧に説明し理解を求める姿勢が大切です。話し合いを重ねることで、多くの場合は円満に解決します。

 

離檀料とは|相場と支払いの考え方

 離檀料の定義

 離檀料とは、菩提寺の墓地からお墓を移す際に、これまでの供養への感謝としてお渡しするお布施のことです。法律上の義務ではなく、慣習的なものです。

 離檀料の相場

 一般的な目安は3万円〜20万円程度とされています。地域・寺院の規模・檀家としての関係の深さなどによって異なります。長年にわたり法要をお願いしてきた場合は、その分を考慮した金額が望ましいとされています。

 高額な離檀料を請求された場合

 法外な金額(数十万〜数百万円など)を請求されても、法律上支払う義務はありません。ただし感情的に対応せず、まずは冷静に話し合いましょう。どうしても解決しない場合は、都道府県の宗務所や消費者相談窓口に相談する方法もあります。

 離檀料の渡し方のマナー

 白い封筒か、不祝儀袋に「御布施」「御礼」などと表書きして包みます。金額は事前に聞ける場合は聞いておき、わからない場合は相場の範囲でお包みするのが一般的です。訪問時に直接お渡しするのが丁寧です。

 

閉眼供養(魂抜き・開眼戻し)のマナー

 閉眼供養とは

 閉眼供養(魂抜き・開眼戻し)は、お墓に宿った魂を抜く儀式です。墓石を撤去する前に行うのが仏教的な作法とされており、この儀式なしにお墓を解体することは、宗教的に好ましくないとされています。

 誰に依頼するか

 原則として現在の菩提寺の住職に依頼します。菩提寺が遠方にある場合や関係が途絶えている場合は、改葬先の寺院に依頼することも可能です。不動院では、不動院の檀家以外の方や他に菩提寺がある場合でも、閉眼供養(開眼戻し)を承っています。

 閉眼供養のお布施の目安

 3万円〜10万円程度が一般的な目安です。依頼先の寺院に事前に確認しておくと安心です。

 当日の服装・持ち物

 閉眼供養当日は、喪服または地味な平服で参加するのが一般的です。派手な服装は避けましょう。数珠を持参し、お布施は袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが丁寧です。

 家族の参加について

 できるだけ家族・親族も立ち会うのが望ましいですが、全員が集まれない場合でも手続きは進められます。後から「参加できなかった」という不満が出ないよう、事前に声をかけておくことをお勧めします。

 

菩提寺がない場合・疎遠な場合の対応

 菩提寺がない場合

 もともと菩提寺がない、あるいは無宗教の場合は、改葬先の寺院や近隣の寺院に閉眼供養を依頼することができます。不動院では宗派不問・檀家不要で閉眼供養(開眼戻し)に対応しています。

 菩提寺と疎遠になっている場合

 長年お付き合いがなく、連絡先もわからない場合は、お墓の管理団体(霊園・寺院の管理事務所など)に確認する方法があります。それでも連絡が取れない場合は、改葬先の寺院に相談してみましょう。

 菩提寺が廃寺・住職不在の場合

 菩提寺が廃寺になっていたり、住職が不在になっている場合は、その宗派の宗務所に問い合わせることで対応方法を教えてもらえる場合があります。

 

改葬先として不動院を選ぶ際の流れ

 ステップ① まずはご相談・見学

 不動院へお電話またはメールでご連絡いただき、見学日程を調整します。ご自宅や最寄り駅・バス停への送迎サービスもあります(要予約)。TEL:0258-62-0991。

 ステップ② 受け入れ先の選択と契約

 永代供養墓・永代供養納骨堂・樹木葬・一般墓地の中から、ご希望と予算に合わせた受け入れ先を選び、申込書をご提出いただきます。この際に受入証明書を発行しますので、改葬許可証の申請にお使いください。

 ステップ③ 現在の菩提寺・霊園への相談

 不動院での受け入れ先が決まったら、現在の菩提寺・霊園へ相談します。閉眼供養のご依頼も菩提寺か不動院に行います。

 ステップ④ 改葬許可証の取得・墓石の解体

 現在のお墓がある市区町村役所で改葬許可証を取得し、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。石材店のご紹介も不動院で対応します。

 ステップ⑤ 納骨

 改葬許可証を持参の上、不動院へ納骨します。ご希望に合わせて本堂での法要(七七日忌・一周忌等)も行えます(別途お布施が必要)。

 不動院の受け入れ先と費用

 永代供養墓(合葬):1霊10万円〜(銘板別途5万円)、年間管理費0円

永代供養納骨堂:1霊25万円〜(銘板別途5万円)、年間管理費0円

樹木葬(個別・合葬・散骨):1霊10万円〜、年間管理費0円

一般墓地(不動院墓地):1区画3.3㎡ 20万円、年間管理費 檀家・会員5千円/その他1万円

一般墓地(海伝寺墓地):1区画3.3㎡ 25万円・2.2㎡ 20万円、年間管理費 檀家・会員5千円/その他1万円

 

よくある質問(FAQ)

 Q1. 菩提寺が閉眼供養を断った場合、どうすればよいですか?

菩提寺が断った場合でも、他の寺院に閉眼供養を依頼することができます。不動院では、他に菩提寺がある方や宗派が異なる方でも閉眼供養(開眼戻し)を承っています。TEL:0258-62-0991。

 Q2. 離檀料を支払わなければ改葬できませんか?

離檀料に法律上の支払い義務はありません。ただし、長年お世話になった感謝としてお布施をお渡しするのが円満解決の近道です。高額な請求がある場合は、冷静に話し合うか、宗務所・消費者相談窓口にご相談ください。

 Q3. 不動院への改葬は宗派を問いませんか?

はい。不動院はすべての供養方法で宗派不問・檀家不要です。現在の宗派や菩提寺の有無に関わらずお申し込みいただけます。

 Q4. 閉眼供養と納骨は同日に行えますか?

閉眼供養は現在のお墓(撤去前)で行い、納骨は新しい受け入れ先で行うため、基本的に別日となります。ただし現地の状況により異なりますので、不動院へご相談ください。

 Q5. お墓じまいを検討中だが、まだ決めていない段階で相談できますか?

はい。「まだ迷っている」「費用や手順を知りたい」という段階でのご相談も随時承っています。生前の相談にも対応しています。TEL:0258-62-0991。

 Q6. 見学・相談は無料ですか?

はい、無料です。随時承っています。ご自宅や最寄り駅・バス停への送迎サービスもあります(要予約)。TEL:0258-62-0991。

 

お客様の声

 Googleクチコミより

 ★★★★★ 気さくな人柄で気持ち良く参拝

「ご住職や寺庭さんが気さくな人柄で気持ち良く参拝できます。」

 ★★★ 懐かしい思い出の場所

「学校の先生してたと懐かしそうに話してくれた思い出。」

 ★★★ 趣ある境内

「本堂の脇に小さな神社が有りました。お稲荷かな?」

 じゃらんnetの評価(4/5)

「落ち着いた雰囲気のところで歴史を感じる」「桜がきれいで春に行くのがおすすめ」という声が寄せられています。

 

小栗山 不動院について

 千二百年の歴史を誇る真言宗の古刹

新潟県見附市にある小栗山不動院は、約1200年の歴史をもつ真言宗豊山派の寺院です。行基菩薩が千手観音を安置したことに始まり、上杉謙信公も帰依した名刹。越後三十三観音霊場第17番札所、越後八十八ヶ所霊場第57番札所。

 新潟県指定文化財を有する歴史的価値

白鳳仏(聖観世音菩薩立像)・小栗山貝塚出土品(新潟県指定文化財)、小栗山獅子舞(見附市指定無形文化財・毎年8月10日奉納)を保有。

 宗派不問・檀家不要で安心

宗派不問・檀家不要で、見附市・三条市・長岡市をはじめ新潟県内外から多くの方がご来院されています。園内はバリアフリー設計で、駐車場完備、送迎サービスあり(要予約)。

 アクセス・お問い合わせ

小栗山 不動院
〒954-0002 新潟県見附市小栗山町1778番地
TEL:0258-62-0991 / FAX:0258-63-5848
https://www.fudouin-k.com/

 

菩提寺とのご相談の進め方や改葬先選びについて、まずはお気軽にお問い合わせください。

このコラムを書いた人

宗教法人不動院 住職
諸橋 賢隆
資格: 終活カウンセラー 2級
小栗山不動院の住職でありながら終活カウンセラー2級を持ち、人生の最期に向けた準備に関する知識が豊富。
お墓じまいについても終活カウンセラーの観点から、総合的な相談・サポートを行っています。